キングコングの西野亮廣さんが書いた本の最新刊
『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』を読んだので、ご紹介です。
1.今回の本は、こんな本
この本の内容をひと言で表すと、
公開する映画のプロモーションを意識して、制作過程を紹介した本
になります。
この本のタイトルに出てくるゴミ人間は、2020年12月25日から公開中の映画、
「えんとつ町のプペル」に出てくる登場人物を表しています。
ご存知無い方のためにお話すると、
映画の原作は、西野さんが2016年に上梓した絵本「えんとつ町のプペル」が元になっています。この物語は、西野さんご自身の体験が元になっているとご本人が仰っています。
ここまで、字面だけ読むと批判的に見えるかもしれませんが、むしろ映画を見る前でも後でも、読むことをオススメします。(私は観た後に読みました)
2.映画のプロモーションでも、ビジネス書としての要素たくさん
映画のプロモーションのための本ではありますが、ビジネス書としての内容もたくさん盛り込まれています。
例えば、西野さんは映画の原作、脚本、エンディング主題歌の作詞・作曲を担当されていますが、それ以上に製作総指揮の立場として映画全体に関わっています。いわば映画のリーダーです。
リーダーとして西野さんが意識している話として、
全員の意見に耳を傾けて、最後は独裁する。
正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする。
P181より
責任を背負わないリーダーなど必要ありません。
全員が反対しようとも、結果的に全員を守れるのであれば、反対意見を押し通すのがリーダーの仕事です
P182より
西野さんが大切にしている仕事観を見て取ることができます。
それから、私もウンウンと唸ったのが、
ある問題に直面したとき、「自分がコントロールできないコト」と「自分がコントロールできるコト」を明らかにしておくと、無駄な迷いが消える
P22より
という部分。
考えてもしょうがないことは、考えなくていっか!といつも思っています。
3.まとめ
繰り返しになりますが、映画のプロモーションを意識した本なので、映画を観る前でも後でも良いので、読むことをオススメします。
むしろこの本を読む方が、映画の理解が深まるかなと思います。
それでは。