こんにちは、かねさんです。
前回の記事で、「遅読家のための読書術」を取り上げ、本に書かれていることをやった上で得られたことを記事にしました。
今回は遅読家を脱して、著者の印南さんのように、1日1冊のレビューを書けるようになるには、どうしたらいいのかについて、本の中から抜き出してご紹介したいと思います。
著者の印南さんが、1つのゴールの目安としているのは、週6冊、月25冊、年間300冊という多読生活。それに少しでも近づけるように頑張ってみます!
方法その1:読書に対する「真面目さ」を捨てる
ほとんどの人が、「真剣に読まない習慣」をここ数年で身につけています。何かと言うと、Webサイトの情報です。PCやスマホからサイトを読むとき、全てのページを1字1句しっかり読む人は少ないのではないでしょうか。
サラッと読む習慣をほとんどの人が身につけているのに、本だけは「これまでの読み方」をするので、猛烈なストレスになっています。
いくら熟読しても、実際には忘れていることが多いものです。
方法その2:読書を生活のリズムに組み込む
これは読書に限らないのですが、何かを習慣化したいときの極意は、毎日同じ時間帯に行うことが必要であると言われています。
読書は、時間に加えて「場所」「シーン」「シチュエーション」を決めることが重要です。例えば、朝会社へ出社する前の30分は近くのカフェの決まった席でコーヒーを飲みながら読書をする。といった具合にです。
電車で出勤しているのであれば、同じ時間帯の電車に乗ることも多いでしょうから、習慣化しやすいでしょう。
本の中では、読書のゴールデンタイムは朝!と明言しています。毎朝10分でもいいので、読むことが普通になるまで続けると良いかと思います。
方法その3:その本を読む目的を決める
小説などの物語を楽しむ読書はさておき、ビジネス書からは、何かを得たいと思って手に取りますよね。
5日も10日間も1つの本にかかりきりになっているよりは、読む目的と得たい内容を決めて、パラパラと読んでしまった方がよっぽど良いとのこと。
リーダーについて書いた本から、料理の仕方を学ぼうとは思わないでしょうし、投資の本から、早い走りかたを学ぼうと思って手に取る人もいないでしょう。
初めに手に取った、その目的・理由を明確にして読み進めると、自分にとって今重要なところ、そうでないところが明確になります。
方法その4:宝探しのようにお気に入りの1行を見つける
お気に入りの1行を1冊の本から探す行為は「冒険」と印南さんは言っています。冒険と言うと、ワクワクドキドキするものというイメージがありますね。まずは、本を開くことは楽しいという感覚を身に付けることが、たくさん本を読めるようになる入り口のようです。
前回の記事でご紹介した1ライン・サンプリングから、もっとも素晴らしいと思った箇所を1行だけ選び、なぜその1行に感動したのかを考える。
読書の本当の価値は、価値を感じられるような「1%に出会う」ことであると語っています。
方法その5:本から得られる価値を自分の外にため込む
「凡人が本の価値をわがものにしたいのであれば、1箇所にまとめて書き出すしかない」と言っています。
早く読むために必要なのは、ひとことで言うと流し読み。フローリーディングと本の中では言っています。
①「はじめに」を読む、②章の最初と最後の5行を読む、③キーワードを読む、などテクニックはたくさんありますが、自分の外にためこんでおかないと、その流し読みをした時間は全てムダになってしまうと言います。
流し読みの時間をムダにしないためにも、A4用紙にアウトプットすることが必要なのです。
さいごに
いまは毎日2冊、年700冊の本を読んでいるという印南さん。
本を読むことについて最後にこう言っています。
本がなくても生きていける。でも、やっぱり本がある生活の方が、ない生活よりはずっと楽しい。
なにかのために読書をするのではなく、本を読むプロセスを楽しむことが、結果的にたくさんの本を読むことにつながる。
それでは、今日はこの辺で。