こんにちは、かねさんです。
2017年も終わりに近づいて、そろそろ2018年の手帳をどうしようかと考え始める時期ですね。
今日の書評は、イタリア車のディーラーのトップセールスとして長きに渡り活躍し、現在は独立してコンサルタントとして活動されている高塚苑美(Takatsuka Sonomi)さんの著書です。
「超一流の手帳はなぜ空白が多いのか」という、書店でタイトルが目をひいて購入した本をご紹介します。
超一流の流儀を学ぶために徹底的に読みましたよ!
1.ファーストインプレッション
本のタイトルにある超一流という言葉に、皆さんはどんなイメージを持ちますか。
初めに私がもった印象としては、企業の会長や社長さん、役員の人などの偉い人を想像しました。そういった人たちは、秘書さんやスケジュール管理をしてくれる人が付いているのだろうと思っています。
「秘書さんやスケジュール管理してくれる人がいるなら、そりゃ本人の手帳は空白だらけに決まってるじゃないか」と思いつつ本を開きました。
つまり、空白=どこかネガティブなイメージとして捉えていました。
ところがどっこい、読み進めると「空白」の持つ重要な役割に気づきます。
2.空白は埋めるものではなく、使うもの
超一流はスケジュールを、埋めないために使っていると言います。埋めていない空白の時間で何をするかというと、
将来への投資
です。7つの習慣に代表して良く言われている「緊急じゃないけど重要なこと」へ自分の時間を使うために、あえて空白を作っているのだそう。
つまり、本のタイトルにある「〜なぜ空白が多いのか」という問に対しては、
自分の価値をあげることに使う時間を確保するために空けているということになりますね。
その「空白の時間」をどこに一番作っているかというと、圧倒的に朝が多いそう。そのため、超一流の手帳は朝にたくさん書き込める手帳を使っているそうです。
3.超一流が実践している手帳のテクニック
空白を作ること以外にも、超一流の方が手帳に対して実践していることはたくさんあります。
自分ルールのマーク、マンスリーとウィークリーの使い分け、週の時間割の作成、などなど。
その中でも速攻で私が取り入れたのが、「打ち合わせの予定を具体的に書く」ということ。
打ち合わせの予定を手帳へ書く時、今まで私がやっていたのが、
XX:XX ◯◯打ち合わせ △階会議室
という、いつどこで誰と打ち合わせをするのか必要最低限の情報でした。予定を具体的に書くようにしてからは、
打ち合わせのゴールを具体的に予定へ組み込むことにしました。自分ルールの略字も作り、採用しました。
こうすると、後から振り返った時に、この時間にした打ち合わせで何を話したかを思い出すことができます。
予定を振り返るということが、超一流の方にとって重要なウエイトを占めているように感じました。
4.書くだけでなく、振り返ることで気づきを得る。
昨日の自分よりどれだけ成長したか、また、昨年の自分と比べて今年は何が変化したのかを知り、気づくために、超一流の方は、振り返る時間を多く取ると言います。
振り返りの機会も、1週間を過ごした後、1つの仕事を終えた後、1日の中で自分で決めたタスクの目標時間を終えたらといった具合に事あるごとに振り返りをしています。
仕事が上手くいかなかった時はもちろん、上手く行った場合でも、プロセスの検証を行い、次の仕事に生かすという習慣が身についているようです。
5.おわりに
手帳は、未来の自分を作るツール。本の中では未来の自分=大好きな人と言い換えて表現しています。
1年後、大好きな人に会いに行くために、それまでにどんな予定を入れますか?
手帳に書く1つ1つの予定に対する感度を上げることで、大好きな人へ近づけると思います。
それでは、今日はこの辺で。