最寄り駅のJR水道橋駅から、東京ドームへ向かう途中にあるオークスブックセンター。
本日2021年1月11日で営業が終了しました。前身の山下書店含めて、56年間の営業です。
このご時世で東京ドームのイベントが減り、お客さんが減ってしまったことが閉店の要因のようです。とても残念です。
1.あなたにとって東京ドームとは?
オークスブックセンターは、東京ドームで開催されるイベントに訪れる、ほぼすべてのお客さんのニーズを満たす書店であったと思います。
東京ドームというと、私にとってはプロ野球、読売ジャイアンツの本拠地のイメージが強いですが、ある人にとっては、都市対抗野球大会のイメージがあるかもしれません。
また、ある人にとってはジャニーズや、他のアーティストがコンサートを行うコンサートホールのイメージが強いかもしれません。5大ドームツアーと言ったりしますね。
東京ドームではなく、隣の後楽園ホールで行われる、プロレスの興行のためにこの地を訪れる方も多かったと思います。
オークスブックセンターは、開催されるイベントに合わせて店頭の本や雑誌を入れ替えていました。
店舗を訪れたこの日は、プロレスの特集で店頭が埋まっていました。
東京ドームでジャイアンツ戦がある時は、ジャイアンツを前面に出した書籍や雑誌で埋まります。
都市対抗野球大会がある時は、社会人野球の雑誌で埋まります。
ジャニーズのコンサートのときは、アイドルの顔で店頭が埋め尽くされていました。
来る人すべてのニーズに合うように、都度店頭を作り変える魅力がありました。
2.ここに来れば、大抵のスポーツ雑誌は揃った
最新号の雑誌であれば、街なかの書店へ行けば手に入ります。しかし、前の週や数ヶ月前のものは都心にある大きな書店でも揃っていないのが普通です。
オークスブックセンターなら、ここ数年で発行された雑誌のバックナンバーがずらっと並んでおり、買い忘れた人にとても心強い存在でした。
Amazonで検索すれば、同じものは見つかるかもしれません。しかし手にとって確認して買うというプロセスを取れるのは、Amazonでも敵わない部分でした。
もちろん、スポーツ書籍や雑誌だけでなく、一般の書籍や雑誌も数多く揃えてありました。特に、文庫や新書の類は、棚一面を占める等、品揃えも十分な量でした。
3.ありがとうオークスブックセンター、また会う日まで
今日でオークスブックセンターは閉店してしまいましたが、また戻ってくるものだと勝手に思っています。
このご時世で東京ドームのイベントは激減。プロ野球や都市対抗野球大会は開催できましたが、カウントダウンライブやその他ライブ等のイベントは、軒並みキャンセルとなっています。
訪れるお客さんのニーズを満たす本屋さんなので、そのお客さんがいないのであれば仕方のないことかもしれません。
ただ、今の状況が落ち着いて、改善して、また何も気にすること無く日常生活が送れる状況になったら、イベントと人は戻ってきます。
その時に、またオークスブックセンター復活してほしいと思います。
それでは、今日はこの辺で。